top of page

カリキュラム

カタックは伝統舞踊ゆえに、かたちになるまでに時間がかかり、日本人には馴染みが薄く情報も少ないという課題があります。


江戸川カタック社はこれらの課題を明確に意識し、「すごい才能や特殊な情熱がなくても、ふつうに続けていれば、いつの間にかけっこう上手くなる」 ようなカリキュラムを目指しています。


​段階的かつ実用的であること、そして「ある訓練がなんのためなのか、それが全体像とどうつながるのか」を把握しながら、技術と知識が着実に蓄積されるよう設計しています。

​​

皆さんの反応を見ながら柔軟に改善を続け、生徒さんと共にこのカリキュラムを育てていきたいと考えています。


​カタックで大切にされている神様、クリシュナの成長に重ねて、各段階を名づけました。

希望があれば簡単な試験もおこない、合格するごとに免状が出るような制度も実施したいと思っています。書道や武道の「級」や「段」のイメージです。​​​​​

​以下、準備中🐄

  • 中級篇:「勇者クリシュナ

  • 中級篇:「吉祥神ガナパティ

  • 中級篇:「弁財天サラスヴァティ

幼児クリシュナ

入門「幼児クリシュナ」

入門篇ではカタックの前提となる知識、土台となる技術の習得、そして基礎体力の養成を目指します。

1,ティーンタールを理解すること 
2,足踏みの順番に慣れること 
3,ハスタをのびのびおこなうこと
この三つに照準します。

​また幼児クリシュナのちいさなおはなしをひとつ学びます。

128569.jpg

☝クリシュナの誕生 ニューデリー国立博物館にて主宰者撮影

童子クリシュナ

初級Ⅰ「童子クリシュナ」

入門篇のご卒業おめでとうございます。
 

初級篇に入るとぐっと世界がひろがります。

 

理論篇では「朗誦」の意義、舞踊理論の基礎、公演の基本構造などを学びます。

実践パートでは純粋舞踊のさまざまな小品に挑戦します。その過程でリズムパターンのバリエーションや視線の使い方、やや複雑な手の動きなど、さまざまなカタック言語を取り入れていきます。

最後は、少し長めの「アーマッド」という演目で締めくくります。


神話コーナーでは、インドの誰もが知っている「童子クリシュナがバターを盗むはなし」を覚えます。

restricted.jpg

☝バターを盗むクリシュナ メトロポリタン美術館

少年クリシュナ

初級Ⅱ「少年クリシュナ」

理論篇ではテンポやリズムの把握において最も重要な「裏拍」という概念を学びます。

実践篇では、いくつかのリズム遊びに加え、複数の振りを連続して行う、いわば「シリーズもの」の型を覚えます。最後には、「ガット」と呼ばれる優雅な足さばきが特徴の演目をひとつ習得して、修了となります。

ここまで来るとかなり楽しくなってくるはずです。どうぞがんばってください。

神話篇では、「羅刹女プータナーの乳を吸って殺す話」「毒竜カーリヤの上で踊って手なづける話」のふたつを紹介します。

20231225210808.jpg

☝カーリヤを懲らしめるクリシュナ メトロポリタン美術館

青年クリシュナ

初級Ⅲ「青年クリシュナ」

理論篇では出来事や感情を表現するための技法である「アビナヤ」という概念を学び、さらにカタックの流派(ガラナ)の全体像に触れます。

実践篇では、初級Ⅱにつづいてヌリッタの「シリーズもの」をひとつ覚えます。

そして、ヌリティヤの代表的な演目である「カヴィッタ」をふたつと、最後に師(グル)に捧げる「グル・ヴァンダナ」を学びます。

ふたつの「カヴィッタ」は特によいものです。これまでの階梯で技術と知識を積み重ねてきたからこその、深い喜びを感じられることでしょう。

神話篇も濃厚です。「クリシュナがゴーヴァルダナ山を持ち上げるはなし」と、ヒンドゥー教の三大神であるブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァについて学びます。

初級篇が完結です。ここまでたどり着けば、文化・信仰・表現が重なり合うカタックの大きな世界を実感できると信じます。

image.png

☝雨を避けるクリシュナとゴーピー(牧女)たち メトロポリタン美術館

  • Instagram

©2025 江戸川カタック社 Powered and secured by Wix

bottom of page